高品質サンプリング/IFCSの紹介動画です
特徴
原理
潤滑性のある掘削水に微細気泡を混ぜて送ることで、掘削ロッドやビットの摩擦を軽減すると共に、微粒気泡の自動スライム排除機能により、これまでの清水や泥水による送水よりも低圧・低量で、送水可能になりました。その結果、ビットの切れ、スライム排除効率が飛躍的に向上し、 送水圧が間隙水圧とバランスすることで、孔壁やコア内への清水浸透・微粒分流失が防げるため、良質なコアが効率よく採取可能になりました。
装置
装置は基本的に、これまでのボーリングマシン、ポンプのような掘削ツールに、界面活性剤混入タンク、送気ポンプ、発泡装置を付加するだけで利用出来るため、これまでの気泡型に比べて、経費の大幅な節減が可能(当社比)になりました。

スライム排出状況①

スライム排出状況②
長所
- IFCS工法で使用する微細気泡水の製造には石鹸材料(界面活性剤)を使用しません。
掘削に使用した微細気泡水の泡は自然に消滅します。
微細気泡水は環境に優しいという特徴があります。 - 清水掘に比べ使用水量が減るとともに、機材の小型化により、山岳地、都市部の狭い土地での仮設が容易です。
- 操作性は、従来型気泡工と異なり、通常工法(清水掘)と差が無く、地下水量や水質にも左右されません。従って掘進速度は、従来型気泡工に比較し大幅に向上し、清水堀りとほぼ同等で掘削が出来ます。
業務実施例および採取コア
岩盤や土砂など様々な場面で「高品質サンプリング」としての実績があります。
軟弱層(砂)コア採取状況(上)と断面(下)
引用文献(断面写真部分)
出典:水野ほか(2012), 地形および地質学的手法による液状化調査, 巨大地震による複合的地質災害に関する調査・研究中間報告, pp179-205.
実績
- 令和3年度 矢作ダム再生事業閑羅瀬地区地質調査業務
- 令和2年度 設楽ダムダムサイト(M100)地質調査業務
- 水窪ダム耐震性能照査地質調査業務
- 令和2年度 矢作ダム再生事業旭地区地質調査業務
- 設楽ダム松戸地区地質調査業務
- 新丸山ダム大久後地区上流部地質調査業務
- 令和3年度 新丸山ダム貯水池左岸中流部地質調査業務
- 令和2年度三池港(内港北地区)土質調査
- 令和2年度名瀬港(本港地区)岸壁(-7.5m)(改良)土質調査
- 千葉県・茨城県下利根川下流域ボーリング調査(その1)
- 茨城県神栖市地質調査補助業務