昨年、滋賀県立大学で開催されました第31回地球環境シンポジウムでの地球環境委員会賞にて地球環境論文賞を受賞しました。
[詳細]
受賞論文:住民参加による斜面防災モニタリングシステムの開発と試行
受賞者:宮本善和(鳥取大学)・王寺秀介(中央開発)・藤谷久(中央開発)・
矢守克也(京都大学)
登載誌:土木学会論文集G(環境)79巻 5 号 p. I_179-I_186, 2023
[論文要旨(一部抜粋)]
IoT傾斜センサーを活用した住民参加による斜面防災モニタリングシステムの開発を行うことを目的に,京都府福知山市において試行モニタリングを実施し,その内容を住民の意見,斜面の挙動,避難スイッチの設定のあり方から分析・考察した.その結果,IoT傾斜センサーは身近な斜面の崩壊から住民が逃れるための避難スイッチとなるという効用が期待され,降雨に敏感に挙動する危険な斜面の判定に有益であることが確認された.また,斜面の挙動を十分に考慮して適切な警戒レベルを避難スイッチとして設定することが必要であることが分かった.
これは以前お知らせに掲示しておりました福知山市での住民参加型斜面モニタリングでの成果を取りまとめたものです。
中央開発では今後も防災・減災について取り組んでまいります。