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お知らせ

2022年5月30日

両丹日日新聞に住民参加型斜面モニタリングの記事が掲載されました

当社が京都府福知山市で試行している住民参加による斜面モニタリングの件が地元新聞の夕刊の1面トップに掲出されました。なお、新聞誌面の記事は両丹日日新聞のホームページでご覧いただけます。
   
   住民の避難判断材料にと荒木自治会が土砂災害センサー設置(両丹日日新聞公式サイト:外部リンク)
   
   この取り組みは、当社開発の斜面崩壊を予知する傾斜センサー「感太郎」による斜面モニタリングを、毎年のように各地で起きている斜面災害から地域住民の命を守るために活かそうとするものです。全国で44万以上も存在する土砂災害警戒区域(急傾斜地の崩壊)に、感太郎による斜面モニタリング技術を援用し、社会貢献ビジネスの事業開拓を図ろうとしています。
「自分だけは安全だ、助かる」という正常性バイアスによる逃げ遅れをなくすため、避難のタイミングをあらかじめ決めておく「避難スイッチ」という概念を提唱され、各地で実証的な研究されている京都大学防災研究所の矢守克也先生のご指導を受けながら、京都府福知山市で試行を始めています。
   平成26年8月豪雨、平成30年7月豪雨などで甚大な土砂災害の被害に見舞われた京都府福知山市では、1.災害の2,3日前に提供される災害ポテンシャル情報、2.数時間前に提供されるキキクルの情報などがある中で、3.感太郎によるアラー ト情報をどう活かせるかを検討しています。5/16に地区住民の方々とフィールドワーク、ワークショップを行い、2カ所に感太郎を設置しました。
   地域住民の皆さんからは、「早期避難のための身近なデータとして活用できる」、「避難の判断の根拠になる」、「避難先からの帰宅の判断材料にもなる」など、感太郎はとても好評でした。一方で「コストダウンをしてほしい」というご意見もありました。
   なお、住民の方々に感太郎のアラート情報を分かりやすく配信するスマートフォンのアプリケーションも開発中です。

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