研究会について


ごあいさつ

沖縄県の八重山諸島海域に生息する360種類ものサンゴは世界に類をみず、我が国の貴重な環境資源・観光資源を支えています。
また、本土の最西端に位置するこれらのサンゴ礁は、黒潮を経由して沖縄本島や奄美大島等にサンゴ幼生を供給する源流としても重要な役割を担っていると考えられています。
私たちは、流域の農地から沿海域に流出する赤土土壌や栄養塩類からサンゴ礁を保全するための技術開発と、自立的で持続的な産業経営を可能にするシステムを開発し、施策提言を行うことを目的として活動を展開しています。
研究課題を大きくハード面とソフト面に分け、相互に連携しながら研究成果の統合化を図り、様々な行政機関、関係団体、NPO、企業等に働きかけながら研究を進めています。さらに、このようにして得られた工学的知見を地域に還元し、環境と経済の好循環に向けた新たな方法論の開発に寄与したいと考えています。

政策提言と実現のための研究スキーム