岩手・宮城内陸地震 調査速報

 被害状況

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岩手県奥州市餅転地区

水田部の低崖
 真打川河床およびその周辺の水田部に低崖が認められた。現地では東西方向の低崖と南北方向の低崖が、真打川右岸部で連続して分布しているようにみえた。東西方向の低崖は西上がり、南北方向の低崖は北上りである。また、河床部に露出する凝灰岩中には開口クラックが認められた。上下変位量は最大で約50cmであった。
河川部
亀裂
自噴
崩落現場
 
岩手県一関市国道342号周辺(下り松、若神子地区)

崩落現場(下り松)
山地の急傾斜部において斜面崩壊が認められたが、分布は局所的であった。
崩落現場(若神子)
 
岩手県一関市柧木立地区

低崖
小猪岡川左岸側の牧草地、水田部に北東-南西方向の低崖が連続的に認められた。低崖は東上がりで、県道49号線の北側の水田部において認められた低崖が最も顕著であった。低崖の南側延長部は、山地斜面部に一致し、比較的大規模な斜面崩壊が連続して認められた。上下変位量は最大で約50cmであった。
低崖
斜面崩壊
 
宮城県栗駒ダム付近周辺(栗駒ダム、滝ノ原地区)

十日町の高盛土部の被害
 ダム堤体付近に崩壊が認められた。国道457号と栗駒ダム間において斜面の崩壊、道路の変状が認められたが、分布は局所的であった。
十日町の高盛土部の崩壊
十日町の高盛土部の崩壊
 

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