宮城県北部地震速報

7月26日(土)午前0時13分、午前7時13分、午後4時56分に宮城県北部において震度6弱、6強、6弱(Mj5.5、Mj6.2、Mj5.3)の地震が発生しました。

当社は、地表地震断層の有無や災害状況を把握するために災害箇所の調査を行いました。
被害は「旭山撓曲」が分布する丘陵地を中心に南北18km、東西9km程度の場所に集中しています。家屋の倒壊、斜面崩壊、道路や堤防の亀裂等が主な被害ですが、被害が生じている範囲が狭いのが特徴です。また、明瞭な地表地震断層は認められませんでした。

被害に遭われましたみなさまには心からお見舞い申し上げます。

(お問い合わせ先)
本社技術開発部;大鹿、細矢
TEL03-3208-5252
東北支店;吉田、佐藤、佐々木、向中野
TEL022-235-4374


調査位置

調査位置を以下に示します。赤い点線の範囲をクリックすると地図が拡大されます

地図

 

調査地の速報被害状況写真

※調査写真は、クリックで、別ウィンドウで開きます。
ブラウザを閉じて戻ってください

photo1
@河南町 鳥谷坂
道路の盛土部が崩れている。
切り盛り境界が明瞭である
A河南町 桑柄
道路に生じた巨大な亀裂。
本地震の被害として道路の亀裂が多いのも特徴である。
photo3
B矢本町 小分木
周辺部の沈下に伴う防水貯水槽の浮き上がり。マンホールの浮き上がりも多くの場所で認められる。
photo4
C矢本町 小松
今回の地震の被害として塀の被害が多いのも特徴である。特に、地元産の野蒜石(凝灰岩) を使った塀での被害が大きい。この原因は、上下方向に固定されていない ことが考えられる。
photo5
D矢本町 大塩
盛土部における道路の崩壊。
盛土の高さが高く、基礎部の地盤が軟弱な場所では軒並み被害が生じている。
photo6
E矢本町 大塩
表層が滑った斜面崩壊が多く認められる。地震直前の雨も影響している。
photo7
F矢本町 鹿妻
今回最も大きな斜面崩壊の一つ。
以前にも崩壊した場所が、再度崩壊している。
photo8
G鳴瀬町 野蒜
本地域の家屋は丘陵と平野の境部に立地しているケースが多く、 斜面崩壊によって多くの家屋の被害が生じている。

 

(C)2003 Chuo Kaihatsu Corporaition. All Rights Reserved.

(C)2003 Chuo Kaihatsu Corporation. All Rights Reserved.