芸予地震により発生した噴砂の粒径加積曲線を追加しました。
試料数は7で、それぞれの採取箇所は@の図に示しています。
噴砂の粒度試験結果をまとめると、以下のようになります。
- 平均粒径はD50=0.15〜0.94,統一土質分類では細粒分質砂〜分級された礫質砂に分類される.
- 均等係数はUc=2.65〜17.46と値の幅が広い.
下図に,噴砂の粒径加積曲線を示しました.噴砂=液状化層とは言えませんが,港湾の技術基準に照らし合わせて見ると,いずれも特に液状化の可能性のある土もしくはそれに近い粒度分布となっています.(均等係数の大小は,港湾技術基準によるUc=3.5を目安としています)
破線で示した範囲は,港湾技術基準による液状化の可能性のある土の粒度分布
A:特に液状化の可能性あり
Bf,Bc:液状化の可能性あり
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