■目次
03/30 東日本大震災に被災された皆様に心からお見舞い申し上げます 04/11 あれから1ヶ月-東北支店の被災とその後 05/16 東北支店の一部機能を移転しました 05/23 災害ボランティア活動の報告 07/01 藤沼ダムの被災状況調査を行いました 東日本大震災に被災された皆様に心からお見舞い申し上げます 3/30 3月11日に発生した「東北関東大震災・大津波」により、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。 あれから1ヶ月-東北支店の被災とその後 4/11 それは金曜日の午後、もうすぐ3時のティータイムという時に起こった。グラグラグラ支店が揺れ始め、結構大きい!ガタガタガタ大揺れが来た。机上の液晶モニターが次々と倒れ、揺れが人の移動を拒んだ。少し揺れが収まり、終息を期待したとき、更に大きく揺れた。ガタガタガッシャン机が動き、パソコン落下、停電、棚が倒れ、書類が床に散乱した。「次は支店の倒壊」と覚悟したとき、4分間余りの地震が止んだ。 写真1.事務所内部の書棚からの散乱状況 ![]() 写真2.1階資材置き場のコア箱(ボーリング採取試料の保管ケース)の崩れ ![]() 写真3.玄関横の柱基礎部の被害状況 東北支店の一部機能を移転しました 5/16 近隣ビルへ支店の一部機能を移転させました。 災害ボランティア活動(4/30〜5/6)の報告 5/23 東日本大震災で甚大な被害を受けた東北地域に5月のゴールデンウィークを利用して、ボランティア活動を実施しました。災害ボランティアに参加できる社員を全国から募集し、多くの社員より参加希望を受けましたが、宿泊施設等の都合により、本社にて10名を選抜し、平成23年4月30日〜5月6日の6日間で延べ31人日の支援活動を行いました。 (中央開発総務部:飯野敬三) 参加者の活動内容と感想 ![]() 1.山口弘志(防災モニタリング事業部) 防災を生業とする者として、被災地を直に見ないわけにはと思い、応募しました。仙台市若林区における作業は、@個人宅の家屋内外の泥出し・清掃、A避難所等での荷物の仕分けに大別され、どちらもプロではないメンバーにはハードな作業でした。インフラが破壊された被災地において個人宅の復旧は人力だけが頼りですが、これを被災家族だけでやれるものではありません。やはり、ボランティアの力は必要です。被災者は、不自由な避難所を拠点に我々以上の作業を続けています。体力・精神的にも限界を超えていると思いますが、皆元気でした。私は東北や仙台に縁もゆかりもない博多っ子ですが、被災者からも、ボランティアに参加した仙台市民からも「わざわざ九州から?ありがとう。」と感謝されました。「同じ日本人やなかね。困った時はお互い様たい。」 互いに感謝し、感謝される人間関係を創ることが大切だと、改めて考えさせられたボランティアでした。 ![]() 2.古田芳彦(プロジェクト本部) ボランティアの活動時間は、実作業3時間程度と短いが日頃使わない筋肉の疲労や気配り・心使い(被災者・ボランティア仲間)等慣れない環境での作業を考慮すると十分な時間と思います。我々としては、もう少し頑張ることが出来、物足り無さを感じますが、女性陣等にとってはこれ以上の継続は厳しいと考えます。 ![]() 3.畑英樹(ソリューション本部) ボランティアの1日目は、仙台東部道路東側の個人宅にて泥かき作業を行いました。8人グループで向かい、活動時間は4時間ほどで、畑に堆積した泥を撤去しました。泥は重く、防塵マスク着用のため息苦しく、思った以上の重労働でした。2日目は避難所となっている仙台市若林体育館へ20人グループで向かい、布団類の搬入・配布と物資の運搬を行いました。3時間ほどの活動時間で、被災者の迷惑にならないよう配慮しながらの作業となりました。 ![]() 4.成瀬研治(関東支店社会開発事業部) ボランティアの内容は、作業メンバー20人で被災者の寝具の入れ替えを実施しました。トラックからの荷物卸、被災者別への配布など、土砂撤去よりも力作業ではないものの重労働ではあった。また、避難所内での移動が多いため、長靴ではなく動きやすいスニーカーの方が好ましかった。併せて、寝具以外の支援物資の振り分けなどの軽作業を実施しました。ゴールデンウィーク期間中ということもあり、参加者が激増していたと考えられますが、そのため、ボランティア参加者が受入側の需要量を超えており、待ち時間が長く感じられました。 ![]() 5.河原弘明(中部支店技術部) ボランティアの1日目の活動内容は、各地から届けられた絵本などを被災地の幼稚園・小中学校に送付するための仕分け作業です。作業的に容易と思われるでしょうが、仕分後の本が詰まった段ボールを移動するのは、想像以上にきつい作業です。あやうく膝・腰を痛める寸前でした。2日目の活動は、屋内の畳上げ、泥出し、タンスなどの移動です。依頼主の女性から『地震や津波の状況、津波と一緒に流されている車などがすぐ目の前まで近づいてくる中、着の身着のまま逃げたこと、住民が避難するまで現地に留まっていた若い警察官2名が、お亡くなりになり、自分たちのために犠牲となってしまったことへの深い心の傷が消えないこと』などを聞きました。ボランティアは、被災者の話を聞くことで被災者の心のケアを行う役割も非常に重要と感じました。 ![]() 6.徳重洋高(九州支社技術部) ボランティア活動の内容は、主に民家敷地内に侵入した立木、瓦礫、泥の搬出(層厚5〜10cm)、潮で痛んだ家具や畳の搬出、使える家具の洗浄でした。 ![]() 7.池田政人(九州支社技術部) 5/3〜5/5に災害ボランティアの活動に参加しました。休日と、連日の報道ニュースのあおりで、親子・女性・大学生から年配の方まで非常に多くの人達が幅広く参加されており、災害に対して非常に関心が高まっている事が分かりました。 ![]() 8.伊藤太久(技術センター) ボランティアの活動は2日間とも個人宅の泥かきや浸水した家財道具の撤去です。泥かきは、言葉では「泥かき」ですが、実際にはほとんど細粒砂で、庭や倉庫に数センチ堆積した砂を取り除く作業です。ただ純粋な砂ではなく、津波で一緒に運ばれてきた瓦礫なども混在していたので作業はそうたやすいものではありませんでした。同時に行った家財道具の撤去では、どちらの住宅も2mの高さまで浸水したため、結局ほとんどの家財道具を処分しなければならず、個人の持ち物を処分するという行為が、体力以上につらく感じました。 その他 ボランティア活動の状況は、被災者に配慮して、写真撮影禁止としております。 以上 災害ボランティアレポート 画像をクリックすると大きくなります。 |
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