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はじめに
2007年7月16日午前10時13分ごろ新潟県中越地方沖の海底を震源とするマグニチュード6.8の地震があり、柏崎市、長岡市、刈羽村などで震度6強を記録しました(気象庁発表)。中央開発(株)では、直ちに調査団を結成し、被害の状況調査を行いました。本震災の被害は、柏崎市に集中し、家屋の被害が顕著であることが特徴です。家屋の被害は柏崎市内の、東本町、上田尻、上田中地区、などで顕著に認められますが、いずれの地区も地形・地質の影響を受けていると考えています。
地形・地質の見地から家屋被害が集中している場所は、次の2つの条件の場所です。
(概念図を図1に示します)

1)同じ沖積平野であっても沖積層の層厚が局所的に厚い場所(上田尻、上田中地区)
2)海岸砂丘のTOPからやや下がった緩傾斜の砂丘部(東本町地区)
なお、沖積層が厚い場所で被害が大きかった理由として、柏崎に分布する沖積層は粘土主体であり、砂地盤でないため、沖積層の層厚が厚くても地震波が減衰しなかった可能性があります。
被害を受けた方々には心よりお見舞い申し上げます。
調査地点
(地図の赤い丸印をクリックすると調査地点の写真がご覧になれます)
調査結果
現在精査中です 。
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更新情報
7月26日 被害状況調査速報(第二報)を作成しました。(こちらをご覧ください)
7月19日 被害状況調査速報(第一報)を作成しました。
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