中越地震調査速報
能登半島地震による被害状況

 はじめに

 2007年3月25日午前9時42分ごろ、能登半島沖でM6.9の地震が発生し、石川県の七尾市、輪島市、穴水町で震度6強を観測しました(気象庁データ発表)。 この地震によって、家屋の倒壊、道路の寸断、がけ崩れ等の変状(被害)が発生しました。 中央開発(株)では、直ちに調査団を結成して地震被害の状況調査を行いました。 その結果、本地震による被害の特徴は、
・ 家屋の被害が中心である。
・ 輪島市門前町(市街地、門前、黒島町等)の集落に被害が集中している。
・ 崖崩れ等の被害は限定的である。
・ 道路の被害は、盛土区間や管渠埋設区間に集中している。

 
などが挙げられます。
調査結果の速報を報告するとともに、被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

 調査地点

(地図の赤い丸印をクリックすると調査地点の写真がご覧になれます)


今回調査地点一覧(能登半島略図)

 調査結果

 2007年能登半島地震に伴う被害は広範囲で認められましたが、家屋全壊等の特に被害の著しい地域は沖積層の分布域に集中する傾向が見られる。 能登半島は全般に山がちであることから、沖積層の分布範囲も限られている。調査範囲内における沖積層は、富山県氷見市、石川県邑知潟、同七尾市和倉周辺、同穴水町市街地、同輪島市門前町、同志賀町酒見付近等の海岸部(河口付近)に点在して分布しています。 沖積層分布域の被災形態は、主に液状化に伴う変状(富山県氷見市、石川県七尾市和倉)や家屋の被害(輪島市市街地、門前町、穴水町市街地等)などでした。



 更新情報

4月2日 調査地点を追加しました(氷見市/穴水町)。

3月30日 被害状況調査速報(第一報)を作成しました。

 

 

     
     
     
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