アスベストの調査

◆アスベストの調査 ASBESTOS

アスベストの調査を始めました。

Q.アスベストとは?

 アスベストは、天然に出来た鉱物繊維です。熱に強く、摩擦に強く切れにくい、
  酸やアルカリにも強いなど、丈夫で変化しにくいという特性を持っています。 (環境者 一般啓発用パンフレットより引用)

Q.なせ危険か?

 アスベストは、丈夫で変化しにくいため、吸い込んで肺の中に入ると組織に刺さり、15〜40年の潜伏期間を経て、
  肺がん、悪性中皮腫(悪性の腫瘍)などの病気を引き起こすおそれがあります。目に見えないくらい細い繊維のために、
  気づかないうちに吸い込んでしまう可能性があります。 (環境者 一般啓発用パンフレットより引用)

Q.どこに使用されている?

  アスベストの用途は3000種類と言われるほど多いのですが、大きくは石綿工業製品と建材製品に分けられ、
  役20万トン(平成6年)使われており、その約9割は建材製品です。
  昭和30年頃から使われはじめ、ビルの高層化や鉄骨構造化に伴い、
  鉄骨造建築物などの軽量耐火被覆材として昭和40年代の高度成長期に多く使用されています。
  (環境者 一般啓発用パンフレットより引用)

アスベストが使われている様々な場所の一覧。家屋・倉庫・駅舎・ビル等

アスベストは様々な場所で使われています

◆アスベスト調査の種類

アスベストの調査には、大きく
1、現状把握・建物管理のための調査、
2、建物解体前の調査、
3、解体工事施工時の調査
の3つがあります。それぞれの調査の流れは以下に示すとおりとなります。

アスベスト調査のおおまかな流れ
 (クリックすると別ウィンドウに大きなフロー図が表示されます)

現況把握・建物管理調査フロー 建物解体前の調査フロー 解体工事施工時の調査フロー

当社アスベスト調査の一覧です

・目視・設計図書による調査
書面調査:
施工記録や維持保全記録等をもとに使用建築材料
  施工年度、施工部位からアスベスト使用の有無を判断いたします。
目視調査:
書面調査よりアスベスト使用の有無が判断出来ない場合に現地にて目視で 確認いたします。

・ 吹付け材・建材の室内分析調査 (現地での試料採取も行います)

    試料採取: 採取者は安全を考慮し、防塵マスクや手袋を装着して作業を行います。 (下図参照)
    飛散防止のために採取箇所に予め水を噴霧する、試料の採取時には飛散防止のためにトレー等を用いる、アスベスト作業用防護服など
    室内分析調査:
    位相差顕微鏡を使用した分散染色分析法による定性分析
      X線回折分析法による定性分析
      X線回折分析法による定量分析

・浮遊粉塵環境調査および解体工事時の環境調査
浮遊粉塵環境調査:
現在の環境下におけるアスベスト飛散性の有無を確認するため アスベストサンプラー
  行います。ローボリウムエアサンプラー(左図)をGL+0.5〜1.5mの
  位置に設置し、試料は同サンプラーを1分間に10Lの吸引を4時間
  連続して行い採取します。
目視調査:
書面調査よりアスベスト使用の有無が判断出来ない場合に
  現地にて目視で確認いたします。
   
   

・お問い合わせ

東京支社 地盤環境部 TEL 03-3204-0897 FAX 03-3208-9915 (担当:西村)

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