地盤解析関連 その1

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◆広域地下水解析(3次元地下水流動解析〜解析例〜) IT-501

地下水の広域的な3次元的流動を考慮できる差分法による3次元地下水流動解析モデル(MODFLOWモデル)を使用

 《 利用法 》

1.検討内容
  a ) 既存資料による水文・地質、地下水利用、河川及び地下水位の観測記録の収集・整理による現況の把握。
  b ) 地下水解析モデルの作成。
  c ) 地下水観測期間を対象にした地下水解析モデルの妥当性を検討する検証解析。
  d ) 検証解析に基づく地下水予測解析モデルによる予測解析。

2.解析に必要な主なパラメータ

モデルグリッド
x方向、y方向の格子数と格子幅、z方向の層数、各層の上面標高と下面標高河川セル(河床標高、河川幅)、海域セル、計算対象外セル
境界条件
地下水かん養量、河川水位、潮位、定水頭井戸揚水量
帯水層の水理定数
水平方向および鉛直方向の透水係数、比貯留係数
観測井
観測井位置、ストレーナ位置
計算条件
非定常浸透解析、収束誤差、繰り返し回数、時間刻み

3.解析結果

地下水位の観測値と計算値の経時変化比較

観測地下水と計算地下水の相関図

地下水位の観測値と計算値の経時変化比較

観測地下水と計算地下水の相関図

◆Design-RRR for Windows 〜補強土工法とは?〜 IT-502

 補強盛土工法とは?

@ 面状補強材と剛性のある壁面を用いて、盛土のり面を鉛直に構築する補強盛土工法。
  【RRR-B工法】
  A 棒状補強材と剛性のある壁面を用いて、既設盛土のり面を急勾配化する既設盛土のり面急勾配化工法。
  【RRR-C工法】
  の2工法から構成されています。
  これら2つの工法は、(財) 鉄道総合技術研究所で開発された工法です。

 工法の特徴

【RRR-B工法】
  ○ 剛性の高い壁面を有しているため、拘束効果が高く、完成後の変形を小さく押さえることが出来ます。
  ○ 大型機械を用いないので、狭い場所でも施工できます。

  【RRR-C工法】
  ○ 剛性の高い壁面を有しているため、拘束効果が高く、完成後の変形を小さく押さえることが出来ます。
  ○ 既設盛土のり面を急勾配化する事により用地が新たに生み出され、土地の有効活用が図れます。
    いずれの工法も、鉄道および道路への適用が可能となっています。

RRR−B工法 RRR−C工法

中央開発株式会社は、RRR工法協会に設立当初から参画し、RRR工法に関する各種検討なども行っています。
  補強土 (RRR)工法のことなら、中央開発株式会社にお任せ下さい。
  お客様に最適な提案をさせていただきます。

 

◆Design-RRR for Windows 〜補強土工法設計プログラム〜 IT-503

 プログラムの特徴

○ Windows上で稼働するプログラムです。
  ○ データの入力が画面上に素早く反映され、入力ミスが少なくなります。
  ○ 補強材の自動設定が行えます。
  ○ 通常の計算結果出力に加えて、レポート形式での出力が可能となっています。
  ○ 必要検討項目の外的・内的安定と壁面工の応力照査が1つのコマンドで実行できます。
  ○ 従来単位←→SI単位の切り替えが簡単に行えます。

データ入力画面のイメージ

データ入力画面のイメージ

■プログラム動作環境

○ マシン: MS-Windows95/98 が稼働するマシン (DOS/V互換機、NEC PC98) 数値演算プロセッサ必須。
  ○ メモリ: 約4MB (OSは別)
  ○ ディスクドライブ: 3.5inch1ドライブ必須 (インストール用)
  ○ ハードディスク: 約20MB (OSは別)
  ○ ディスプレイ: 高解像度を推奨 (標準は640×480dot)
  ○ プリンタ: 各OSに対応しているもの。

 

◆浸透流解析とは 〜CKC-UNSEEPによる検討〜 IT-504

 浸透流解析とは

 降雨の条件や、周辺の水位の条件、地盤の透水係数などを設定し、有限要素法と呼ばれる計算法を用いて、
  地下水のシュミレーションを行い、自由水面の形や流向、流速などを推定する解析手法の1つです。

 どのようなときに解析を考えればいいですか

 例えば、軟弱地盤が厚く堆積する地点での大深度開削工事を行う場合には、以下の事が懸念されます。
  @ 開削工事に伴う地下水位の低下に起因する圧密沈下。
  A 同じく地下水位の低下による周辺井戸の井戸枯れ。
  B 掘削底面での盤ぶくれ、ボイリング、ヒービング。
    これらの内、簡易式で検討可能な項目もありますが、
    地層構成が複雑になる場合は、検討も非常に難しくなってきます。
    このような問題に直面した場合、浸透流解析の手法を用いて問題の解決を図ることが出来ます。

 どのような条件をそろえればいいでしょうか

 計算に必要な条件は、検討する対象によって異なりますが、大まか以下の様です。
  @ 周辺の地層構成。
  A 各地層の透水係数、水分特性曲線。
  B 各地層での土質試験結果。
  C 実際に工事を行う期間。
  D 降雨を考慮する場合、時間〜降雨の関係等々。

 計算結果としてえられるものは?

@ 各時刻毎の水面形図
  A   〃    水圧の等値図 (コンター図)
  B   〃    飽和度   〃
  C   〃    流向、流速図

 CKC-UNSEEP の特徴

@ 飽和・不飽和/定常・非定常の浸透流解析が行えます。
  A 遮水シート、水抜きパイプなどを考慮した計算が行えます。
  B 水分特性曲線がテーブル形式で与えられます。
  C 計算結果を安定計算へリンクさせることが出来ます。 (飽和度による強度定数の評価)

3次元解析結果例

3次元解析結果例

 

近接施工に対する影響度検討 IT-505

 近接施工に対する影響検討とは

土木工事(掘削や盛土)を地盤が柔らかい箇所で実施する場合、
  工事に伴い周辺地盤や周辺構造物に変状を及ぼすことがある。
  この変状を数値解析 (電算機による予測計算)により、以下の検討を実施し予測することにより、
  適切な変状防止対策等を提案するものである。

 @ 地下水低下影響予測
 A 地下水低下に伴う地盤沈下
 B 盛土や掘削工事に伴う周辺地盤への変状

 近接施工に対する検討手法

@ 浸透流解析 (2次元、3次元、準3次元)
  A 応力・変形解析 (2次元、3次元)

 近接施工に対する解析事例

JR線 (盛土)に近接した地盤で大規模掘削が実施されるため、
  遮水壁を施工し掘削に伴う水位低下予測を行った結果と実測水位との比較

観測値と計算値の地下水位低下量の比較図

お問い合わせは、ソリューション事業部情報技術部 神原まで TEL. 048-250-1400 

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